注文住宅で使用する無垢材は「針葉樹」?それとも「広葉樹」?
注文住宅やリフォームで無垢材を使用したいと考える方は、たくさんいらっしゃいます。一口に無垢材と言っても様々な種類があり、大きく「針葉樹」と「広葉樹」に分けることができます。こちらでは、その違いについて紹介します。
針葉樹と広葉樹の違い
針葉樹
針葉樹とは、針のように細長く上に伸びている木のことです。代表的なものに、スギやヒノキがあります。成長が早く、40~60年ほどで建材に使えるまで成長します。柔らかくて軽いため加工しやすいというメリットがある一方で、傷がつきやすいという面もあります。また、針葉樹の特徴として香りがあります。多くの針葉樹は木の香りが強く、防虫抗菌効果が期待できます。
広葉樹
広葉樹とは、広く葉っぱが伸びている木のことです。代表的なのは、カバ・ナラ・カエデです。複雑な構造をしていることから堅くて傷がつきにくいという特徴があります。針葉樹ほど温もりはありませんが、反りや縮みも比較的少ないことから人気の素材です。
よく使われる無垢材
パイン
パイン材は、柔らかな質感が特徴です。背が高い木のためまっすぐで長い木材が取れ、住宅の梁や桁などに利用されます。またアンティーク家具にも使用されることも多い木材であることから、経年変化によるヴィンテージ感を楽しむことができます。
スギ
スギは昔からよく使用されています。肌触りが良く、軽くて柔らかいことから、加工がしやすいという特徴があります。衝撃を吸収してくれるため、足腰にも優しい素材です。
オーク
オークとは、ナラのことです。虎斑と呼ばれる木目が特徴で、落ち着いた重厚感があります。昔から船舶やウィスキーの樽に使われており、高い耐久性と耐水性を備えています。
カバザクラ
淡いピンク色と白を基調とした木目が特徴です。無垢材の中でも特に人気の素材で、堅く摩耗しにくいことから学校や福祉施設などでもよく使われています。
クリ
クリは水に強いことから、腐食しにくい素材です。昔から家の土台や大黒柱などに使われており、耐久性に優れています。はっきりとした木目が特徴で、力強い印象を与えます。
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